今回はF16について紹介したいと思います。
F16は1970年代に開発された第4世代戦闘機です。
20カ国以上に採用されたベストセラー戦闘機で、
2024時点で4500機以上も製造されました。
愛称はファイティング・ファルコンで、
戦うはやぶさという意味です。
小型・軽量・低コスト、それに加えて
非常に優れた機動性と俊敏性をかな備えている
マルチロール戦闘機です。
そんなF16をもっと詳しく説明していきます!
F16に搭載しているミサイルは?
F16は色々なミサイルを搭載しています。
- AIM-9X「サイドワインダー」 短距離空対空ミサイル
- AIM-120 AMRAAM 中距離空対空ミサイル
- AGM-88「HARM」 対レーダーミサイル
- AGM-65「マーベリック」 対地攻撃ミサイル
- JDAM 無誘導爆弾を精密兵器に変えるキット
などなど、とても強いミサイルを搭載しています。
F16はどんな特徴がある?
冒頭で説明したようにF16は色々な国で主力戦闘機として、活躍しています。
具体的な重さやコストをここで紹介します。
1.大きさ
全長は約15メートル、全幅(翼幅)は約10メートル、高さは約5メートル、とコンパクトな
サイズで、非常に機動性に優れている理由の一つでもあります。
2.重さ
燃料や武器を搭載していない場合は、約9200kgで、
最大離陸重量は、19200Kgです。
3.コスト
製造コストは機体の種類にもよりますが、F16Vの機体単価は約60億円とされています。
1時間あたりの運用コストは約150万円から370万円です。
そして、メンテナンス費用は年間で約6億円とされています。
4.機動性や機敏性
機動性の特徴
1つ目 設計の優れた空力特性
「リラックス・ステーブル」と呼ばれる不安定な設計を採用しています。
この設計により、機動性が向上し、素早い方向転換が可能になります。
2つ目 高い推力重量化
エンジンの強力な水力と比較的軽い機体重量により、急激な加速や丞相が得意です。
これにより、空中戦での優位性が確保されます。
3つ目 フライ・バイ・ワイヤ技術
パイロットの操作を電子的に制御する「フライ・バイ・ワイヤ」システムにより、
滑らかで正確な動きが可能です。このシステムは、パイロットの負担を軽減し、
厳しい状況でも操作性を維持します。
機敏性の特徴
1つ目 小型軽量の設計
コンパクトなサイズの機体は狭い空間での高い機敏性を発揮し、素早い行動が可能です。
2つ目 高視野のキャノピー
パイロットが周囲を360度見渡せるキャノピー設計により、敵の位置を素早く把握し、
素早く反応することができます。
3つ目 高い旋回性能
小さな旋回半径を持つため、敵航空機を追尾しやすく、激しい空中戦での
優れたパフォーマンスを発揮します。
などと、F162はたくさんの特徴があります。
F16の塗装や派生型
塗装
1.Air superiority Gray
空中戦闘を重視した塗装で、主に灰色の色合いが採用されています。
2.two-tone camoflage
地上支援の際に使用される緑色と茶色の迷彩です。
3.Thunderbirds Paint Scheme
アメリカ空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」の象徴的な
赤、白、青の派手な塗装です。
4.Tiger Meet Camoflage
NATO加盟国の航空飛行部隊が参加するイベント「タイガーミート」のために
施された虎柄の塗装。
5. Aggressor Paint Scheme
敵機を模倣した塗装で、訓練用に使用される黒や濃灰色などの迷彩です。
などの塗装があります。
派生型
1. F16 A/B
初期型で、単座型のAと複座型のBがあり、基本的な多用途戦闘機として設計されました。
2.F16 C/D
改良型で、より高度な航空電子機器や武器システムを搭載しており、
全天候型の能力を持ち、単座型のCと複座型のBがあります。
3.F16 E/F(Block 60)
アラブ首長国連邦向けに開発されたモデルで、より強力なエンジンと高度なセンサーを
搭載しています。
4.F16V (Block 70/72)
最新型でレーダーや通信システムが大幅にアップグレードされています。
現代の戦闘環境に対応するための改良が施されています。
5.F16XL
大型の「クランクドアロー」翼を持つ試験機で、爆撃能力を強化するために
設計されました。
6.F16l (Sufa)
イスラエル向けのモデルで、長距離作戦能力を強化しています。
などの派生型があります。
ちなみに、三菱F2という日本の航空自衛隊が運用するアメリカのF16をベースに
日米共同で開発された機体があります。この機体はF16を基にしつつ、機体を大型化し、
多くの兵器を搭載可能にしています。
では、今回のF16の紹介は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。