B777ってどんな旅客機?

今回はB777について紹介したいと思います。
B777は1990年代にボーイング社によって開発された大型旅客機です。
世界でも広く運用されている大型旅客機で、これまでの生産量は
1700機以上に達しています。
双発ワイドボディ機、フライ・バイ・ワイヤ技術、完全デジタル設計、高いETOPS性能を
兼ね備えている旅客機です。そんなB777をもっと詳しく説明していきます。

B777で起きた事故

ANA108便

2024年10月、ANAのB777-300ER型機が羽田空港で離陸滑走中に右エンジンの異常を検知しました。パイロットは離陸を中止し、滑走路上で安全に停止しました。滑走路には金属片が散乱し、約3時間半閉鎖されました。調査の結果、第2エンジンのタービンブレードに損傷が確認されました。乗客乗員148人にけがはなく、重大事故には至りませんでした。

B777の特徴

ここではB777の特徴とそれが実現できる理由を紹介します。

特徴

• 双発ワイドボディ機:大型ながらエンジンは2基。GE90などの超大型高出力エンジンを搭載。
• フライ・バイ・ワイヤ採用:ボーイング初のFBW機。操縦桿は従来型を維持しつつ、電子制御で操縦感覚を再現。
• 完全デジタル設計:CATIAを用いた世界初のフル3D設計旅客機。設計段階から仮想試験が可能だった。
• 高いETOPS性能:双発機でありながら、長距離洋上飛行が可能。ETOPS-180以上の認証を取得。

理由

•世界最大級のターボファンエンジン「GE90」の登場により、双発でも長距離・大型化が
可能に。
• フライ・バイ・ワイヤ(FBW)技術:電子制御による操縦安定性と軽量化。ボーイングは従来の操縦桿を維持しつつ、FBWを導入。
• 完全デジタル設計(CATIA):3Dモデリングにより、設計段階で干渉や整備性を検証可能。初の「紙図面ゼロ」旅客機。
• ETOPS認証の取得:双発機で洋上飛行を可能にするため、冗長性・信頼性を徹底的に設計。これにより、747の代替として成立。

ここからはB777の基本スペックを紹介します。
初飛行 2003年2月24日 
全長 約73.9 m 
翼幅 約64.8 m(レイクドウイングチップ含む) 
全高 約18.5 m 
最大離陸重量 約351.5 t 
最大航続距離 約 13,650〜14,685 km(路線・積載により変動) 
巡航速度 マッハ0.84〜0.89(約893〜945 km/h) 
最大座席数 約396〜550席(運航会社の仕様による) 
エンジン GE90-115B(世界最大の推力:最大512kN) 
ETOPS認証 最大330分(双発機として最長級) 


B777の派生型


-200シリーズ(ドアが4つ)
-200 翼端がまっすぐで、あまり見ない
-200ER 翼端がまっすぐで、よく見る
-200LR レイクドウィングチップを採用している
B777F  LR型を改造した貨物型で、窓がない
-300シリーズ(ドアが5つ)
-300 翼端がまっすぐ
-300ER レイクドウィングチップを採用している
Xシリーズ(エンジンの下に棒がある)
-8 折りたたみ式ウィングチップを採用し、ドアが4つ
-9 折りたたみ式ウィングチップを採用し、ドアが5つ
では、今回のB777の紹介は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。