J35ってどんな戦闘機?

今回はJ35について紹介したいと思います。
J35は2020年代に開発された第5世代戦闘機です。
アメリカのF35と似ている中国の戦闘機で、
2024年時点で50機ほどが製造されました。
愛称はグーインで鷹を意味します。
中型ステルス機であり、折り畳み翼、多用途性、高度なステルス技術、強化された電子機器、
兵器搭載能力を兼ね備えている
多用途戦闘機です。
そんなJ35をもっと詳しく紹介していきます。

J35に搭載しているミサイルは?

-PL-15(霹靂-15

 中距離空対空ミサイルで、ステルス戦闘機に適した高性能な兵器。

-PL-10(霹靂-10)

 短距離空対空ミサイルで、格闘戦において高い命中精度を発揮。

-YJ-91 

対地・対艦攻撃用のミサイルで、地上目標や艦船に対する攻撃能力を持つ。


これらのミサイルは、J-35の多用途性を支える重要な兵器です。

J35の特徴

ここではJ35の特徴とそれが実現できる理由を紹介します。

特徴

-中型ステルス戦闘機

 J-20よりも小型で、空母艦載機としての運用を想定しています。

-折り畳み翼

 空母での運用に適した設計で、スペース効率を向上させています。

-多用途性 

制空戦闘、地上攻撃、海上攻撃など、幅広い任務に対応可能です。

-高度なステルス技術

 レーダー反射断面積を低減し、敵の探知を回避する能力を持っています。

-強化された電子機器

最新の電子戦システムを搭載し、戦場での情報優位性を確保します。

-兵器搭載能力

 中距離空対空ミサイルや超音速空対地ミサイルなど、多様な兵器を装備可能です。

この機体は、中国海軍の最新空母「福建」に搭載される可能性があり、今後の海空戦力の中核を担うとされています。

理由

1.中型ステルス戦闘機

   小型化とステルス性能を両立するために、最新の航空力学設計と軽量素材が採用されています。これにより、空母運用に適したサイズと性能が実現されています。

2.折り畳み翼

   空母での運用を考慮し、折り畳み機構を備えた設計が採用されています。これにより、空母上でのスペース効率が向上しています。

3.多用途性

   最新のミッションシステムと電子機器を搭載することで、制空戦闘、地上攻撃、海上攻撃など、さまざまな任務に対応可能となっています。

4.高度なステルス技術

   レーダー反射断面積を低減するために、特殊な形状設計と吸収材が使用されています。これにより、敵の探知を回避する能力が向上しています。

5.強化された電子機器

   最新の電子戦システムやセンサー技術が搭載されており、戦場での情報優位性を確保しています。これにより、敵の妨害を受けにくくなっています。

6.兵器搭載能力

   内部ウェポンベイを備えることで、ステルス性能を維持しながら多様な兵器を搭載可能です。これにより、柔軟な作戦遂行が可能となっています。

これらの特徴は、中国の航空技術の進化と設計思想の成果によるものです。

ここからはJ35の具体的な重さや大きさを紹介します。

-大きさと重さ

J-35は中型機とされており、全長は約16~17メートル、全幅は約11~12メートル、離陸重量は25~30トン程度と推測されます。これはJ-20より小型で、F-35に近い規模です。
  

-製造コスト

 1機あたりの製造コストは、F-35よりやや抑えられる可能性があります(例えば8,000万~1億ドル)。中国の製造体制はコスト削減を優先する傾向があります。

-メンテナンス費用

 ステルス機材や電子システムの維持には高額なコストがかかるため、年間数百万ドル規模になるかもしれません。ただし、中国国内で製造された部品の使用でコストをある程度抑える可能性があります。

-運用コスト

推進システムや訓練コストを含む総合的な運用コストは、他の第5世代戦闘機と同様に高額になると予想されます(1飛行時間あたり3万~4万ドル程度)。

これらの数字は公開情報や過去の類似機体からの推測に基づいており、実際のデータは異なる可能性があります。ただ、技術の進化や中国の戦略的な意図を考慮すると、これらの方向性が妥当だと感じます。

J35の派生型

1.J-35A

 空軍向けの陸上型戦闘機で、艦載装備を省いた設計が特徴です。主に地上基地からの運用を目的としています。

2.J-35B

海軍向けの艦載型戦闘機で、折り畳み翼や強化された着陸装置を備えています。空母「福建」への搭載が期待されています。

これらの派生型は、それぞれの運用環境に合わせて設計されており、中国の空軍と海軍のニーズに応える形で開発されています 。
では、今回のJ35の紹介は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。